株式会社 西部技研・宗像工場
福岡県古賀市
2020
Seibu Giken Munakata Factory
Munakata-City Fukuoka
2020
西部技研イノベーションセンター
福岡県古賀市
2018
Seibu Giken Inovation Center
Koga-City Fukuoka
2018
「独創と融合」を掲げる西部技研の新たな研究開発拠点・西部技研イノベーションセンター。豊かな創造空間をイメージさせる広々としたエントランスのガラスに囲まれた中庭では、象徴となるべく常緑樹が枝を繁らせている。 ここに、鋳造された12個の鉄塊によるストーンサークル的空間を配し、創造が湧きだす井戸をイメージして「The Imaginary Wel l 」と名付けた。ガラスを隔てたエントランスにも、東西に孔を通した鉄塊を配置し、空間全体にアンバランスな緊張感とイメージの広がりをつくり出している。 また、鉄の丸棒を1500℃に熱し、鍛造により豊かな表情を紡いだ「The Imaginary Footpath -KOGA」は、中庭でひとつだけ縦に配された鉄塊と樹木の伸びゆくチカラとの調和を増幅する。 成長する樹木を中心に相互に関係し合い、天空とも交感できるような神聖な場として、また人々が憩い集う中に創造性を育む場として、生きた空間となることを期待している。(パンフレットより)
国立美術館
クアラルンプール・マレーシア
2017
Museum of Asian Art & National Art Gallery
Kuala Lumpur, Malaysia
2017
2017年4月28日の朝、スタジオを提供してくれるマラ工科大教授とアジア美術館館長とともに、ゴミ集積所へ向かい、生ゴミの臭いに圧倒されながら制作の素材を探した。マレーシア滞在中に訪れる場所のイメージを「自身の地図」として展開する個展「Surveyed Map」に相応しいスタートだ。
「匂い」と「食」はアジア圏での制作の大きな要素である。滞在する地域の食堂や街中に漂う個性的な匂いに惹かれ、人々が日常に口にする料理を味合うことが制作のイメージの源となる。
ここマレーシアの美術界は活気に溢れ、作品制作でのみでの生活が成立する羨ましい環境である。展覧会も多く開催され、オープニングでは軽食ではない「食事」が準備されている。食をともにし、人と人の豊かな繋がりが深まる中に身を置くことは心が和み気持ちがいい。このマレーシアの光景が忘れられない。
何有荘ギャラリー
北九州
2016
Kayuso Art Gallery
Kitakyushu
2016
国立新美術館
東京
2012
The national Art Centre
Tokyo
2012
文化庁は、将来の日本の芸術界を支える人材の育成のため、若手芸術家が海外の関係機関等で行う研修を支援する「新進芸術家海外研修制度(旧・芸術家在外研修)」を1967年度から実施しており、すでに半世紀を経過しました。美術分野では、そうした研修の成果発表の機会として1998年から「DOMANI・明日展」を開始。国立新美術館を会場に、天井高に恵まれた空間での大規模なグループ展で、文化庁による新進作家育成プログラムで海外に送り出した人材を、日本のアートシーンにプレゼンする機会にすることを目指しています。
阿部守は2000年度および2009年度に芸術家在外研修・新進芸術家海外研修として英国とノルウェーにてプロジェクトに参加しています。
直方谷尾美術館
直方
2008
Nogata Tanio Art Museum
Fukuoka
2008
神戸ビエンナーレ2007
神戸
2007.11
KOBE Biennale
Kobe
2007.11
鉄と水による「循環」を表現する、静謐なる装置的インスタレーション。
Installation of the device named peace and calm to express "circulation" by iron and water.
CAP HOUSE
神戸
2005
CAP HOUSE
Kobe
2005
私と鉄を結びつける大きな存在は、火である。自作のコークス炉を使っての仕事は金鎚と金床を用いた、素朴な作業そのものである。露天の作業場は他人からすれば、只の空き地にしか見えないだろう。しかし、火の仕事をしている時、そこは、私にとって精神の鍛錬場であり、解放区にも感じられる。制作の原点である鉄に関わるには、体と気力の充実が不可欠である。鉄に語らせるのではなく、鉄の表現を引き出させて貰っていると言った方が、私の制作姿勢を表せている。鉄はそんな存在である。鉄を「接着剤」に、神戸で5人の作家が集う。CAP HOUSE にどんな空間が出現するか、接着剤の「鉄」でヒトとヒトを繋げたい。(CAP HOUSE ホームページ寄稿)
オックスフォード大学所属の二つの博物館:ピッツ・リバース・ミュージアム(人類史博物館)・ユニバーシティ・ミュージアム(自然史博物館)
オックスフォード
2001
Pitt Rivers Museum / University Museum
Oxford
2001
2001年5月から約1ヶ月間、英国オックスフォード大学に所属する二つの博物館で「VOICES」と題して個展を行った。二つの博物館はドアを隔てて隣り合っていながら、それぞれのコレクションも建築も空間の趣きそのものが異なっている。ひとつはピッツ・リバース・ミュージアム(人類史博物館)で、人類に関する実に様々なものが1階のフロアに整然と展示ケースに分類され、迷路のように並んでいて、吹き抜けを貫くトーテムポールとそこに浮かぶように展示されたアフリカの帆船が空間を印象づける。もうひとつはユニバーシティ・ミュージアム(自然史博物館)で、ヴィクトリアン・ゴシック様式の建物は鋳造・鍛造の装飾が施され、高い吹き抜けになったエントランスホールでは、ガラス張りの屋根から注ぐ外光に浮かんだ巨大な恐竜の骨格標本が訪れるものを驚かす。キリンや象など大型の動物から小さな羊まで整然と並ぶ骨の列は深い印象を残した。制作にあたって、当初は二つを鉄のインスタレーションによって繋ぐコンセプトの制作を模索したが、開館中の博物館という状況やその他様々な困難や障害により、かつてない試練を味合うこととなったが、博物館という「場」を構成するそれぞれのコレクションが発する「声」にイメージを共鳴させ、一体となった作品を展開することで、まさにここでしかできない表現にたどり着くことができた。私にとっては、まさに画期的で忘れられない制作である。
ぎゃらりーセンターポイント
東京
1994
Gallery Center Point
Tokyo
1994
ぎゃらりーセンターポイント
東京
1992
Gallery Center Point
Tokyo
1994